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​理事長挨拶

ご挨拶

この度、第3代理事長に就任いたしました谷口治です。就任にあたり、ご挨拶申し上げます。初めに、このたびの新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々に謹んでお悔み申し上げます。また、罹患された方々には心よりお見舞い申し上げます。当施設では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて、ご利用者様、お取引先様、従業員とそのご家族の安全確保・感染予防と感染拡大の防止・事業継続に向けた対応を進めてまいりました。今後も安全確保と感染拡大の防止を最優先としつつ、サービス提供の継続、および感染拡大により生じる様々な社会課題の解決に資する取組みを進めてまいります。特定非営利活動法人サポートセンター木立は、創業者である黒木貴美子氏(第2代理事長)が、平成16年4月に精神障がい者小規模作業所として設立されて以来16年にわたり、加古川市において障害者就労支援事業を展開して参りました。その間、難波勉初代理事長を始め地域の皆様方のご理解とご支援、そして諸先輩方のご尽力により、現在では職員数約30名を擁し2つの事業所を展開し利用者数は約45名になりました。地域の皆様始めご利用者様そしてそのご家族からは、「木立があってよかった」といっていただける存在になったと確信をしております。コロナの時代は、ご利用者様の多くが自粛のため在宅支援を余儀なくされ、木立に通所できずに、つらい思いをされていることと存じ上げています。しかし、たとえ会えなくても、通所できなくても、心と心は通じ合えます。職員とご家族が創意工夫を重ねて、今こそ木立のモットーである「挨拶をしましょう。日々、豊かな心で。すべてに感謝を。」を合言葉に、木立がワンチームとなって連帯のスクラムを組んで乗り越えてまいりたいと決意しております。試練を迎えている今、新たなスタートを切るにふさわしい時であります。木立が「地域になくては困る存在となるために」新体制のもと事業を進めてまいります。さて、「こどもの日」に発表された15歳未満の子どもの推計人口は、39年連続の減少となりました。ますます少子高齢化による人口減少社会、そして単身社会に突き進んでいます。そして、一番の課題は「孤立化」です。日本の福祉が拠り所としている家族機能が大きく変わり、家族では支えきれない時代になってきています。今まさに「家族機能の社会化」が求められ、地域が家族機能を果たさなければならない時代となってきました。「地域共生社会」は「家族機能の社会化」が支えると言ってもいいのではないでしょうか。そんな中で、木立は3年前より定年を74歳に引き上げ、ご本人がご健康で、ご希望されれば、さらに非正規職員として働いていただける生涯現役のシステムをいち早く確立いたしました。特定非営利活動法人サポートセンター木立は、私たち法人の基盤である加古川市で地域共生社会を実現したいと思っています。そのためにも、皆様と一緒に知恵を出し合い、汗をかき、喜びを感じながら、ともに進めていきたいと考えておりますので、更なるご支援ご協力をよろしくお願い申し上げご挨拶とさせていただきます。                                         
   令和2年5月24日

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